スタッフの桜盆栽日記

スタッフによる2021年旭山桜盆栽日記

旭山桜盆栽は1年を通してゆっくりと成長を楽しんでいただく盆栽です。2021年の冬は暖冬で開花が少しいつもより早い印象がありました。毎日お世話をする中で日々の変化を楽しんでいました。基本的には屋外でたっぷりと日光を当てて、おうちの中で楽しみたいときは室内に入れて「蕾が膨らんだ」「花が開いた」「花が散ってきた・・・」など変化を見届けました。また写真を見返すと桜の成長とともに季節の移り変わりも感じることができました。

2021年2月中旬

とても暖かい2月が続いているので手元に届いてすぐに蕾が膨らみ始めました。

毎日水をあげて、日光に当てていました。地面から距離を離すためにフラワースタンドに置いて成長を楽しんでいます。

※水やりは、季節、気候、盆栽の設置場所などによって調整ください。
昨年は暖かかったため、水やりを毎日行っていました。平均的には、2月頃は2-3日に1回くらいの目安となります。
参考:『樹木医補が回答~旭山桜盆栽のよくある質問~』3.水やりは、どのタイミングで行えばいいですか?

2021年2月下旬

暖かい日が続いたのでふっくらとした蕾がとてもかわいらしく成長してくれています。

花が開くまであと少し!毎日のお世話が楽しいです。


2021年3月末

街ではソメイヨシノの開花も始まり、春の香りもしてきました。今年はやっぱり暖かい春なのでソメイヨシノの開花も早かったようです。

旭山桜も通常よりは早めに満開を迎えるかもしれません。元気で生き生きした桜の花に生命力を感じます。

2021年4月中旬

街のソメイヨシノが散り始めて暖かいと感じる日が多くなってきました。

すっかり春の陽気になったので、この頃から毎日水をあげるようにしました。

蕾の状態から見守ってきた一つ一つの花芽が満開になった姿を毎日眺めています。この日はおうちの中に入れて、家族でお花見を楽しみました。

おうちでお花見を楽しめるなんて、とっても贅沢なひと時でした。


2021年6月中旬

来年もきれいな桜が開花するように、しおれた花をとる「花がらとり」を丁寧にしたら、こんなに立派な新緑に変化してくれました。

蒸し暑い日が続いているので、毎日水をあげるようにしています。

2021年10月末

朝晩の冷え込みを感じるようになり、日中は秋の風を感じるようになりました。

少しずつ葉が色づき始めるのもまた趣き深く、変化を楽しむことができています。


2021年11月末

1ヵ月でこんなにも変化が現れました。葉の色も黄色から赤に。

よく見てみると、来年にまた開いてくれるだろう蕾が!!

寒くなるタイミングで固形の有機肥料を加えて、冬を越して、来年の春が楽しみです。

2022年2月

年を無事に越して今年も蕾が膨らんできました。今年は寒い日が続いているので蕾が開くのが少し遅いかもしれません。

枝が昨年より長くなっているので、また違った姿を見せてくれそうです。開花が楽しみです。

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