スポード

スポード  spode

1770年、創業。焼き物の町として知られるストーク=オン=トレントに開設した陶器工場が始まり。銅版転写技術による下絵付け技法を開発した。18世紀末ボーンチャイナを完成させる。カオリン、クレイ、岩石を混ぜ合わせて作るハードペーストで磁器よりも高強度。陶器と磁器の両方の長所をもつストーン・ウェアの開発にも成功。これにより1806年、ジョージ4世より英国王室御用達としてロイヤル・ウォラント(王室委任状)の称号を授かった。その後、販路の拡大に成功し、イギリスの代表的メーカーのひとつに成長。1842年、ボーン・チャイナと同じ焼成方法の磁器で、骨灰を50パーセント以上含んだ組成のファインチャイナの製造に成功。現在は、ロイヤルウースタースポード(Royal Worcester Spode Ltd.)の所有するブランドのひとつとなっている。スポードが開発した銅版転写技術を現在でも堪能できるのが、1816年に発表された「ブルーイタリアン」である。古代ローマをモチーフに描いた図案は200年近くもスポードの定番品として世界中で愛されている。

代表作

ブルーイタリアン – 1816年発売[1]。

トラップネル・スプレイズ

カンタベリー・ベル

ブルーコロネル

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